長野市、須坂市の首、背中、肩、肘、手、腰、股関節、膝、足の痛みやしびれ、不定愁訴、頭痛、自律神経、ホルモンバランス、更年期、女性特有のお悩み(産後、逆子など)は一歩堂はり灸院、整体院へ。
一歩堂整骨院・はり灸院・整体院
一歩堂では、整体、鍼灸、吸い玉、ボディケアマッサージ、オイルマッサージなど様々なアプローチを通じて、お悩みをサポートいたします。
長野県長野市稲葉1889 (トイザらス様そば)月曜~土曜8:30〜12:30/15:30〜19:30 日曜・祝日:8:30〜18:15(すべて最終受付)不定休 24時間受付メール info@ippodo.net
患者様用ご予約電話番号 苦労はゼロ
026-285-9680

朝晩の冷え込みが少しずつ感じられ、紅葉がきれいになってきました。秋が深まり、冬の気配が感じられるこの時期、自然界の気は「収斂(しゅうれん)」へと向かいます。草木が葉を落とし、動物が冬ごもりの準備を始めるように、人のからだや心もまた「内にこもる力」が必要になる季節です。東洋医学では、この時期を健やかに過ごすためには、「潤いを保ち、腎を養うこと」が何より大切だと考えます。
■秋冬の陰陽バランスとからだの変化
秋は五行で「金」に属し、対応する臓腑は「肺」。一方、冬は「水」に属し、「腎」と深い関わりがあります。秋から冬への移行期は、この肺と腎のバトンリレーの時期ともいえます。
肺は呼吸とともに外界と接し、体表の防衛力(衛気)を司ります。乾燥が進むと肺の働きが弱まり、咳や喉の痛み、肌のかさつきなどの不調が出やすくなります。一方、腎は生命エネルギーの貯蔵庫であり、冷えによってその力が損なわれると、全身の活力低下、足腰の冷え、頻尿、耳鳴りなどが起こりやすくなります。したがって、この季節の養生では「肺を潤し、腎を温める」ことが柱となります。
■食養生のポイント
まず意識したいのが「潤い」と「温め」です。乾燥を防ぐには白い食材が効果的とされ、れんこん、大根、百合根、白ごま、長芋などが挙げられます。これらは肺を潤し、咳や喉の不快感を和らげます。また、冬に備えて腎を養うには、黒い食材が役立ちます。黒ごま、黒豆、昆布、ひじき、黒きくらげなど、色の濃い食材は腎の働きを支え、冷えを防ぎます。
冷え性の方は、生姜、ねぎ、にんにく、シナモンなど体を温める香辛料を上手に取り入れるとよいでしょう。ただし、刺激が強すぎると潤いを損なう場合もあるため、摂りすぎには注意が必要です。
また、水分の摂り方も大切です。冷たい飲み物よりも常温や温かいお茶を選び、体を冷やさずに潤すことを意識しましょう。おすすめは、しょうがを少し加えた番茶、黒豆茶やなつめ茶など、からだを中から温める飲み物です。
■日常生活の過ごし方
この時期、夜が長くなるのは自然の摂理です。無理に活動を延ばさず、早寝を心がけることが養生になります。東洋医学には「冬は早く寝て遅く起きるべし」という教えがあります。夜更かしは腎を傷め、エネルギーの消耗につながるため、できるだけ日の入り以降は心身を落ち着けましょう。
日中は軽い運動がおすすめです。肩や背中、腰まわりを意識してゆっくり動かすことで、血流が促進され、腎の温まりにもつながります。深い呼吸を意識し、体の内側から熱を生み出すようにしましょう。特に呼吸は肺の養生に直結しますので、焦らず、静かに息を吐き、吸うことで、心も整っていきます。
■心の養生
秋から冬に向かうと、日照時間の減少や寒さによって気分が沈みやすくなります。東洋医学では「悲」は肺、「恐」は腎に影響するとされ、心の状態が臓腑に直結します。無理に前向きになろうとせず、静けさを楽しむ季節と捉え、心を鎮める時間を持ちましょう。温かいお茶をゆっくり味わったり、好きな香りを楽しんだり、ぬるめの湯船につかって体を温めたりすることも立派な養生です。
自分の内側と向き合うことが、この季節の自然なあり方です。呼吸を整え、感情を抑圧せず、穏やかな気持ちで過ごすことが、冬を元気に迎える最大の秘訣といえます。
■最後に
東洋医学の養生法は、特別なことをするのではなく、「季節とともに生きる」ための智恵です。秋冬の境目は、自然界の力が内に収まっていく時期。人のからだもその流れに寄り添うように、外より内を大切に、温かさと潤いを意識して過ごしましょう。
体調の小さな変化を感じたら、それは体からのサイン。無理をせず、整えることが何より大切です。必要に応じて鍼灸や温灸などで気・血・水の流れを整えるのも、この季節におすすめの方法です。日々の養生を積み重ね、冬本番に備えましょう。

秋は、夏の暑さで消費した体を癒し、冬に備える時期です。 自然界では、木々の葉が枯れ、エネルギーが内へと収束していくように、私たちもエネルギーを内側に蓄えることで、冬の厳しい環境に適応する力を高めます。
東洋医学では、秋は「収斂(しゅうれん)」の季節とも呼ばれ、外に向かうエネルギーを少しずつ抑え、内部に蓄えることが大切です。収斂とは体内の気や血を収める、つまり散らばったものをまとめる働きのこと。秋は自然界も収斂の気を持つため、人体の気も収斂させることが大切です。
夏の活動的で外向的なエネルギーとは異なり、秋は内向的で静かに過ごす時期です。 この「収斂」のプロセスは、身体の機能を安定させ、免疫力を高めるだけでなく、精神的な安定感をもたらす効果もあります。
秋は、自然界が夏の活力からやがて静寂へと変わる時期です。この季節は、内面を見つめ、心身のバランスを整える絶好の機会です。生活習慣を整え、静かな時間を大切にし、体を温める食事や穏やかな運動を取り入れて、秋を元気に過ごしましょう。
心身ともに健やかな秋をお過ごしください。
二十四節気のひとつ白露は、例年9月7日頃に始まります。期間としては、白露が始まる日から次の二十四節気である秋分(9月23日頃)の前日までの約15日間を指します。この時期は、夜の気温がぐっと下がり、明け方朝露が草花に降りるようになります。朝露が白く輝く様子から「白露」と名付けられました。日中はまだ残暑が続いていますが、朝晩は涼しくなり、秋が深まり、秋の訪れを感じることができます。
「燥邪」(そうじゃ)に注意する時期: 東洋医学では、秋は「燥邪」の季節とされています。空気の乾燥により、肌や粘膜が乾燥しやすくなり、咳や喉の不調、便秘などが起こりやすくなります。白露の季節は肺を養うことが大切だとされています。肺は呼吸を司る臓器であり、体と外界を繋ぐ大切な役割を担っています。
「肺(はい)」→「全身の潤いと免疫のバランサー」
肺を養うためには、以下を気にしてください。
☆辛いものや冷たいものを控える: 辛いものや冷たいものは、肺を傷つけることがあるため、控えめにしましょう。
☆鼻呼吸を心がける: 口呼吸ではなく、鼻呼吸を心がけることで、空気を清浄にし、肺を保護することができます。
☆深い腹式呼吸は、自律神経を整え、ストレス解消に役立ちます。
◎旬の食材を活用した養生食
・さんま:DHA、EPAが豊富で、血行促進や脳機能向上に役立ちます。
・松茸:香り成分が食欲を増進し、免疫力向上にも効果があります。
・梨:のどの潤いを保ち、咳や痰の緩和に効果があります。
また、「滋陰潤肺」(陰を養い、肺を潤す)の作用がある、白きくらげ、梨、レンコンなどの食材も良いとされています。
大根、梨、銀杏、ウーロン茶。かぼちゃ、山芋、なつめ、そら豆。
・陰陽五行説 十干十二支 木、火、土、金、水。
甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸。
処暑の時期(毎年8月23日頃から9月6日頃までの期間)にはサツマイモやイチジクが旬を迎えます。サツマイモは食物繊維が豊富で、便秘解消に効果的。イチジクは生で食べるほか、ジャムやドライフルーツにしても美味しい果物です。
処暑は、秋への準備を始める時期でもあります。夏バテ、残暑バテ、秋バテにならないよう夏の間に疲れた体を回復させ、秋に向けて体調を整えていきましょう。お体に気を付けて、良い日々をお過ごしください。
更新日時:2025/11/29
患者様のお電話をお取りできない時があります。その時は留守番電話にお名前、電話番号、メッセージをお入れください。当院からかけ直させていただきます。
ご予約電話番号 026-285-9680
一歩堂はり灸院|整体院
お電話は受付時間の前後でも大丈夫です。
24時間受付メールをおすすめいたします。
ご予約、ご相談などございましたら、お電話もしくはお問い合わせフォームからご連絡ください。「初めてなのですが~で悩んでいます。15日の10時頃は予約取れますか。」とおっしゃってください。2回目以降の方はフルネームのお名前と診察券の左下に書いてある診察券番号を教えてください。
ご予約はご希望の日にち、時間になるべく近づけますので、ご希望の日時をいくつかご用意いただきますようご協力お願いいたします。(例「いつ空いてますか」「午前中・午後・夕方入れますか」よりも「15日の10時入れますか」「何時以降にしか行けない、何時までには当院を出たい」など具体的に教えていただけますとスムーズにご予約がお取りできます。)
◎受付時間
月曜~土曜:8:30〜12:30(最終受付)
15:30〜19:30(最終受付)
日曜・祝日:8:30〜18:15 (最終受付) (昼休み無し)